バイアグラ、レビトラに次ぐ「第3のED治療薬」がイーライリリー社から2003年に発売されたのがシアリスです。現在、世界30カ国で販売されていると言われています。日本では2007年に販売が承認されました。その有効率は80%が超えるといわれており、重度のED患者にも高い効果が見込めるとして評価されています。
そのシアリスの最大のメリットといわれるのが、バイアグラの約4時間、レビトラ20mgの約8時間に比べ格段に長い持続時間。実に最大36時間の効果の持続時間です。さらに、これまでのED治療薬は食事によって効果が薄れてしまうため、食前に摂取することができず、それが服用の自由度を狭めていました。ところがシアリスは食事の影響を受けないというメリットもあります。シアリスでは食前にも服用が可能で、服用のタイミングに幅を持たせることができます。
服用してから効果が現れるまでの時間は30分~1時間程度。なお、副作用としては頭痛や消化不良、鼻づまりなどが指摘されています。他のED治療薬とも共通している副作用のほか、腰や背中の痛み、筋肉痛に見舞われることもあります。
その効果の長さから、旅行など遠出をする際などにも適しているシアリスは、使い勝手のよさではED治療薬の中でも随一のものといえるでしょう。まだ知名度ではやや劣る面や価格がやや高めという点があるものの、ED治療の現場では急速に評価を高めています。ヨーロッパでは「ウィークエンド・ピル」という愛称もつけられており、週末外出したり旅行する際にあらかじめ服用しておく、というケースが多くなっています。
バイアグラやレビトラとはメカニズム状どこが違うのでしょうか?このシアリスの主成分となっているのがタダラフィル。これはPDE5という物質の働きを阻害する働きがあります。このPDE5とは海綿体の平滑筋を弛緩させ、血液の流れを増大させるcGMPという物質を分解し、勃起を阻害する働きがあるのです。それを防ぐことによって海綿体への血液の流れを促し、勃起能力を高める効果をもたらしています。
このPDE5の働きの阻害というメカニズムは他のED治療薬、バイアグラやレビトラとほぼ同様のものですが、バイアグラに使用されるシルデナフィルやレビトラに使用されるバルデナフィルとは構造が異なります。タダラフィルはブロック状の構造となっているため、分解されにくいという特徴があります。その結果、最長36時間という他のED治療薬にはない、長い持続時間が可能となっているのです。
シアリスは、開発国のアメリカをはじめ海外ではすでに2003年から販売が開始されており、これまで世界100か国以上、1000万人超の患者に使用されている。医療関係者によれば、世界で支持されている理由のひとつは「持続時間の長さ」である。バイアグラの持続時間は、3~4時間、レビトラは4~5時間なのに対し、シアリスは最大で約36時間も効果が持続します。ヨーロッパでは、金曜日の夜に服用すれば、日曜日の朝まで効くとあって「ウイークエンドピル」と呼ばれており、バイアグラを超えて一番人気となっております。「健康クリニック」でも、シアリスは勃起不全治療薬の中でもダントツの人気を誇っています。
シアリス体験者からも、モニター報告がそれこそ怒濤のごとく寄せられています。
ある40代後半の自営業者もシアリスで青春がよみがえったひとりです。
「長引く不況のストレスもあって勃起力が低下、ここ数年は夜の生活からも遠ざかっていたました。性欲あるのですが、いざと成るとセックス中に萎えて”中折れ”状態になってしまう。すっかり諦めていたんですが、友人に教えてもらってシアリスを試してみたんです。ベッドに入る1時間前に飲んだのですが、ペニスの内側から熱い物が溢れてくる感じ。妻が満足するまで、その固さは持続しました。持続時間が長いので、前戯にも時間がかけられる。その晩は2回連続でこなしてしまいました。」
ある50代会社員も喜びを隠せない。
「40代で内臓疾患を患ったころから勃起不全になりました。病状は改善しても勃起不全状態は続いたまま。妻の不満は日に日に大きくなり”私だって女なの”と詰め寄られたことさえある。でもシアリスは効果てき面でした。20代の頃に悩んでいた早漏の不安がよみがえってくるほどです(笑)」
シアリスによる副作用として挙げられるものは「消化不良」、「めまい」、「鼻水/鼻づまり」、「腰背痛/筋肉痛」などです。また、シアリスの副作用の中で、最も一般に報告されている副作用は「偏頭痛」です。血管拡張作用があるので、個人差はありますが、副作用としての「顔のほてり」をほとんどの方が経験します。 お酒を飲むと頭痛や動悸がする人は、ED治療薬を服用しても、同じように副作用として頭痛や動悸が出る可能性が高くなります。(そのような方は頭痛薬と併用することで症状が緩和されます。)
女性にすれば「えっ、そんなことで?」と思うようなささいなきかっけから、男性はEDに陥ることがあります。セックスのつまずきは誰に起こっても不思議ではありません。
妻が子どもの母親にしか見えなくなる、あるいは、おしゃれをしなくなったり体型が変わったなどの妻の変化で、性的な対象に見えなくなったという男性もいます。女性には反論もあるでしょうが、それを原因と考えている男性はけっして少なくありません。
「疲れている」「忙しい」などとセックスを拒絶されることが続くと、男性の気持ちが萎えてしまうこともあります。性的興奮の高まりがなければ、勃起も起こらなくなります。
仕事がハードで疲れ果てている、職場の人間関係やリストラなど頭の痛いことだらけ・・・。ストレスは脳の興奮をじゃまするので、こんなときはどうしてもうまくいかなくなります。
糖尿病や高血圧、心臓病などの病気がある人では、それも勃起がうまくいかない原因になります。血管や神経に明らかな障害が生じているわけでなくても、元気がなければ勃起も起きにくいものです。病気への不安だけでもEDは起こりやすくなります。
EDの原因には心因性のものも多く、最も直接的な要因となるのがパートナーの女性とのあいだの問題です。女性の無理解な言動がEDを招いてしまうことだってありうるのです。
男性の勃起が起こるには複雑なプロセスがあります。たいへんデリケートなしくみで、特別な病気があるわけでなくても、ちょっとしたことでうまくいかないのは珍しいことではありません。ひどく疲れていたり、ストレスが大きかったりすれば、セックスができない日があるのはむしろ当然のことといえます。
まずこの点は、女性もよく理解しておいてください。自分に魅力を感じなくなったのではないがか、愛していないのではないかと、パートナーを責めたり、自分が落ち込んだりするのは、あせる男性を追い詰めるばかりです。また、あまり妙に気をつかうのも、男性の不安につながることがあります。失敗を恐れるようになると、勃起はますます難しくなってしまいます。
男性が勃起に失敗すると、若い人なら「どこか勃起機能に問題があるのではないか」、中年以降では「勃起能力が衰えてきたのだろうか」などと考えがちです。しかし、それまで勃起できていたのになぜかうまくいかなかったという場合は、ほとんどが心理的な原因によるものです。
心の重荷をおろせば回復します。あまり気に病むのは、ストレスを増すばかり。パートナーの女性も、さらりと対応してください。
基本的に勃起は性的な刺激があってはじめて起こります。この刺激も、若いときには見るという視覚刺激だけでも勃起するのですが、30代を過ぎるころから、だんだん体への直接刺激を要するようになてきます。
以前と同じようにしているのにうまくいかなくなったというときには、そうした変化も考えてみる必要があるかもしれません。
EDは男性の病気ですが、当然のことながら男性だけの問題ではありません。女性の性機能外来の調査からも、パートナーの女性の悩みが見えてきます。
1999年に日本ではじめての女性性機能外来が開設されました。女性の性機能障害やバイアグラ治療に伴う女性の側の問題に専門医が対応しようというものです。しかし、この専門外来を訪ねた女性たちは何を訴えたのでしょうか。彼女たちの悩みは「男性のED」「男性の膣内射精障害」「男性が性交の試みなし」の3点に集約されました。いずれも女性自身の性機能ではなく、男性の性機能に関する問題です。このうち最も多いのがEDでした。つまり、女性の性の悩みの第一の原因は、パートナーのEDだったのです。
EDの悩みが深刻なのは、やはり結婚してまもない若い世代です。結婚して以来一度も性行為のない「未完成婚」の人もいました。ことに、子どもが欲しいと思っている人では重大問題で、半数は離婚も考えていました。こうした悩みを抱えた女性たちの精神状態には、不安やうつ、ノイローゼなどの傾向もよく見られます。それに引き換え、彼女たちのパートナーは治療に対してあまり積極性が見られませんでした。
EDの相談をしに病院に行くのは、もちろん本人にとっても勇気のいることでしょうが、パートナーの女性が相談するのは、さらに大きな勇気が必要でしょう。男性のほうにも、パートナーの女性が抱えている悩みの深さをもう少し理解してあげる必要があるのではないでしょうか。EDの問題で苦しんでいるのは、男性自身ばかりではないのです。
不安が先に立ってしまうこと、あるいは性欲の欠如以外にも、勃起機能不全を引き起こす脳の問題はある。たとえば、パーキンソン氏病は脳のなかで運動に対応している神経単位が死に絶えてしまった結果である。死んでしまう脳細胞は自律神経系のうち副交感神経とつながっているので、パーキンソン氏病から勃起機能不全になることがある。パーキンソン氏病治療に使われる薬は、重要な神経の動きに影響し、勃起機能に混乱を招くこともある。
また、多発性硬化症は、神経細胞が、外部にあって保護する目的のミエリン鞘を失ってしまう病気で、脳あるいは脊髄の自律神経系の一部に影響を与えて勃起機能不全になることがある。要するにこれらの神経は、ステレオ・スピーカーを壁に留めようとして、コードを留め金で傷つけてだめにしてしまったような状態になっている。だめになったコード同様、これらの神経も正しく鳴り響かない。
脊髄は自律神経系の中継局であり、ここでは神経細胞のあいだで通信がおこなわれる。脊髄を伝わる電気的衝撃の流れを妨げるものは、何であれ勃起にとって問題になる。脊髄は骨のような脊柱で保護されていて、これが脊骨を形作っているが、車、自転車、バイクなどの運転事故によって起こる重傷によって脊髄が切断され、脳から続くペニスの回路を断たれてしまうことがある。この切断は脊髄のガンや脊髄に関わる発作など、配線を中断するほかの病気によっても引き起こされる。髄(コード)を間違って弾かれると、勃起機能不全という結果になる。交感神経系もこのルートを通るため、オーガズムや射精の問題も起きる。
インポテンスには心理学的理由も存在し、大雑把に言うと、その理由には不安、罪悪感、怒り、嫌悪感といったセックスに対する否定的感情が含まれる。否定的感情はいわゆるアドレナリン反応を生むが、それはすなわち、シナプス(神経細胞と神経細胞をつなぐ部分)でノルアドレナリンを利用する交感神経系が過度に活動しているという意味である。この交感神経系が興奮することは、勃起にとってまったく望ましくないことである。性欲の欠如は、心理的原因あるいは肉体的原因のどちらによっても起きるが、これも勃起機能不全が「すべて頭のなかにある」理由になりうる。心の問題はすべて結局は脳の問題であると気づくことが非常に重要である。あなたの考えや感情や夢想は脳から生まれ、狙いを定めて撃つ器官とつながっていて、通常は不安をひきおこしたり、性欲を失わせたりする。このつながり方が重要なのである。勃起はリラックスした状態に依存するが、この場合自律神経系の内部ではアドレナリン作用よりむしろコリン作用が優勢である。心理的葛藤からくる不安がこのバランスを逆転させて、出陣か退陣かという交感神経系が優位になると、勃起は不可能となる。脳は性欲もつかさどっているため、ここで性的反応のサイクルが初めの第一歩から変化すると、勃起機能の問題につながることがありうる。
精神科医を除く医師たちは、インポテンスが心理学的要因よりも生理学的要因からくる問題であることを知る機会が増えてきている。しかし、精神科医の立場から言えば、インポテンスの原因はすべて、いわゆる心理的原因も含めて、結局は生理学的なものである。本当に問題なのは、インポテンスの治療法が、その原因にもとづいているかどうかである。バイアグラ、レビトラ、シアリスのED治療薬はさまざまな原因から起こる勃起機能不全を治療するので、この点を区別することはさほど重要ではなくなってきている。
EDを端的に言えば、ペニスにとって好ましくない主たる問題は、陰茎に血液のパワーを供給する動脈がふさがれてしまうことである。この問題が起こるのは、概して食事のせいである。毎週食べてきたステーキ、じゃがいもにサワークリームとバターを添えた付けあわせ、それから最後にチョコレート・ムース。動脈がふさがるプロセスは驚くほど若いうちに始まり、男性では20代初めである。勃起機能不全は、40歳で40%の男性に起こり、70歳では70%の男性に起こる。トラブルは、あなたがこどもの大学授業料を払うまで発生しないが、その原因を探っていくと、あなた自身が大学時代にドライブインでチーズバーガーを食べていたころまでさかのぼることが多いのである。
ペニスの動脈をふさぐ要因は、心臓の冠動脈をふさぐものと同じである。喫煙、肥満、高コレステロール、高血圧、糖尿病といったところが、患者自身で緩和可能なものの代表であるが、家族の病歴や遺伝的性質も要因になる。驚くにあたらないが、いわゆる生活様式の要因はすべて相互にからみあっている。肥満は高コレステロールで緩和脂肪を含む油っこい食べ物や、血清中のコレステロールとトリグリセリド値を高くする食べものをとりすぎた結果である。
また、肥満であれば糖尿病になる可能性を増大する。というもの、まるまるしすぎた体格の人のまるまるしすぎた脂肪細胞は、あるべき姿よりインシュリン反応が弱いからである。さらに、肥満の人は座ったままの生活を送りがちで、体重を減らすのも糖尿病を抑制することも難しくなる。そして肥満は高血圧につながり、これは要するに動脈の内壁を強く打つことだから、デリケートな内部の組織を傷つけ、動脈にコレステロールの沈殿ができやすい状態にする。
つまり、ふかふかのカウチでポテトチップスをつまみながらテレビを見て、煙草を吸い、スナック菓子を食べる習慣は、糖尿病、高血圧につながり、血清コレステロールの値を高くするばかりで、抑制するチャンスはほとんどない。これとは対照的に、正しい食事をし、エクササイズ(ジョギング、水泳、ストレッチ体操などの運動)をしている人は、糖尿病、高血圧、あるいは高血清コレステロール症になりにくい、なぜなら、太っていないからである。
というわけで、一方のペニスは腹と同じでおそらく岩のように硬く、一方、カウチ・ポテト族の腹とペニスはだらしなくたるんでいる。カウチ・ポテト族の腹のまわりについた贅肉は、いくら彼がりっぱな男であっても、性愛はそれほどりっぱにできなくなっていることを意味する。だから、腹が出っぱってベルトが短くなったように思ったら、ベルトの下にも問題があると自分で主張しているようなものである。